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院長ブログ

シーラントとは奥歯の溝を埋める虫歯の予防治療!!

皆さん「シーラント」ってご存知ですか?

保護者の方なら「お子さんの虫歯予防にシーラントを入れてみませんか?」と歯科医院で勧められたことがあるのではないのでしょうか。

 

シーラントとは

 

シーラントというのは奥歯にある深い溝をプラスチック樹脂の一種で封鎖する予防処置のことで、お子さんの虫歯予防に使われています。

 

なぜシーラントをするの?

 

奥歯の溝は複雑な形をしていて、食べかすやプラーク(細菌の塊)がたまりやすい場所です。人によっては溝がとても深く、どうやっても溝の奥に歯ブラシの毛先が届かないことがあります。溝に入り込んだ食べかすやプラークをそのままにしておくと虫歯になってしまいます。そこで、奥歯の溝をあらかじめ埋めて食べかすや細菌が入り込まないようにしよう!というのがシーラントです。

シーラントを行う時期

 

主に生えて間もない6歳臼歯奥歯に行います。お子さんの場合、生え始めたばかりの歯は歯の質が弱く虫歯菌の出す酸にとても溶けやすいのです。

また12歳臼歯にも深い溝があることが多くシーラントが必要になることがあります。シーラ治療は、生えたての永久歯や乳歯であれば保険診療で行うことができます。

 

痛くない!

シーラントは歯を削らないために痛みがありません。お子様にやさしい治療といえます。

 

シーラントの耐久性

シーラントは1度処置したからといって一生取れないものではありません。何らかの拍子で剥がれてしまったり、シーラント自体が薄く、奥歯で硬いものをかんだ時に割れてしまうこともあります。取れてしまった場合は再度治療できますので定期的な検診が必要です。

 

注意点

シーラントでは奥歯の溝を埋めるだけで、虫歯になるのを完璧に防ぐようにするわけではありません。毎日丁寧に歯磨きを行いシーラントで覆われていない部分が虫歯にならないように注意しましょう!

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